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直焚き浴槽の参考資料
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築炉ユニット種類に対してどのタイプを選んだらよいか、設計段階でのお問合せをよくいただきます。
やまと屋では、熱効率のよい ”縦焚きタイプ” をお客さまにお勧めしております。
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浴槽は別売りです |
1. |
築炉ユニットの特徴 |
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築炉ユニットは、長方形の直焚き浴槽のお湯を効率的に沸かすために、メーカーが製作した専用耐火煉瓦です。燃焼室用ブロック内で直焚き浴槽の底面に薪の炎をあてながら、高温の煙を上段の煙道用ブロック内に吹き上げ、高温の煙は煙道用ブロックにより浴槽周囲を巡ってから煙突まで誘導されるよう設計されています。
大まかですが、燃焼室用ブロックは薪の炎で風呂底を加熱することでお湯を沸かすのが役割であり、煙道用ブロックは浴槽の側面から冷えないように煙で保温するのが目的と考えていただくと判りやすいと思います
すべての直焚き浴槽にある縦焚きタイプの築炉ユニットがあります。風呂の底に効率よく炎をあてるのには燃焼炉内での薪の配置を管理が重要ですので、焚口から燃焼炉内を見ることができる縦焚きタイプの築炉ユニットをお勧めします。
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縦焚きと煙突の位置 |
2. |
縦焚きと横焚き |
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縦焚きタイプは、浴槽の長方形の手前の短辺に焚口、奥の短辺に吹上口が設置され、横焚きタイプは焚口からL型に曲がった奥に吹上口が位置する構造となります。
縦焚きタイプは、手前の焚口から投入される薪を、灰かき棒で押すだけで燃焼室内全体に均等に配置して炎が風呂底全面を熱することができます。さらに、空気が焚口から奥へ吹上口までまっすぐ移動しますので、効率よく、高温の煙を吹上口から上段の煙道に誘導することができます。
横焚きタイプは焚口からL型に曲がった奥に吹上口が配置されるため、焚口から薪を均一に配置するのに手間取りやすく、また焚口から吹上口への空気の移動も縦焚きタイプに比べて弱まります。
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縦焚きで煙突を奥に配置する場合 |
3. |
煙突の位置 |
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縦焚きタイプの場合、煙突を手前に配置すれば、熱い煙は燃焼室の奥の吹上口から上段の煙道へ移動し、浴槽側面を効率よく温めながら手前の煙突から外へ排出されます。
設置状況によっては左図のように煙突を手前に設置できない場合も生じます。その場合には奥の吹上口が開いたままだと、熱い煙は奥の煙突にまっすぐ向かってしまい側面が温まりません。吹上口を塞いで燃焼用ブロックBの一部にモルタルを埋めないで50mmくらいの補助吹き上げ口を作ると初期燃焼は良くなります。
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1.築炉ユニットの構成 |
DH100縦焚き例
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煙道用ブロック(上段)
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直焚き浴槽は五右衛門風呂と異なり長方形に広いため、湯船の中のお湯全体を効率よく沸かすのが難しいといえます。たとえば湯船の底は熱いのに側面が冷たかったり、また逆に背中の接する湯船が異常に熱かったりしたら快適な入浴時間はありません。
そこで、直焚き浴槽の規格と焚口の配置位置に応じて、適切な燃焼室用ブロックと煙道用ブロックを2段構造で設計したのが築炉ユニットです。
燃焼室用ブロックは直焚き浴槽の底面に薪の炎をあてながら、吹上口(部品E)より高温の煙を上段の煙道用ブロック内へ誘導します
煙道用ブロックは吹上口より流入した高温の煙を浴槽周囲を巡らせて煙突まで誘導します。
築炉ユニットがあってこそ、炉内での効率的燃焼が可能となり、貴重な時間と薪を節約することができます。
築炉ユニットの部品構成は、直焚き浴槽の下の燃焼室用ブロックと煙道用ブロックと鋳物焚口・排水パイプのみです。
機種によって部品構成は異なりますので詳しくは築炉ユニットの部品構成表で確認してください。炉床に使用する煉瓦やモルタル、掃除口や煙突類等は必要に応じて別途お買い求めください。
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燃焼室用ブロック(下段) |
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2.施工方法 |
1.火床作り(寸法の割り出し) |
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火床つくりをする前に、軟弱な地盤では基礎工事を行い、その上に耐火煉瓦や赤レンガで火床を築いてください。軟弱な地盤ですとクラックや傾斜が生じる恐れがあります |
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2.燃焼室用ブロック組立 |
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火床の上に部品構成図(別図)の示す番号通りに異形耐火煉瓦を配置すれば、燃焼室の出来上がります。耐火煉瓦の目地の幅は6ミリ程度にしてください |
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3.浴槽取付 |
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下段ブロック(燃焼室用ブロック)の上に浴槽を水平に備え付けてください。排水パイプの破損にご注意ください。排水パイプの接続部の周りのモルタル充填を忘れないでください。 |
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4.煙道用ブロック組立 |
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下段ブロック(燃焼室用ブロック)の上に煙道用ブロックを取付けてください。浴槽とブロックの隙間は必ず埋めてください。
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3.施工時の注意事項 |
- 築炉ユニットのブロックは耐火煉瓦ですので水にぬらさないでください。
- 煙突は5インチ以上のものを4m以上使用してください
- 築炉後、浴槽の沈下によりパイプが破損する場合があります。排水パイプに荷重がかからないように、パイプの周囲の切込み部をレンガやモルタルで埋めるようにしてください。
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NO.170417 |
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